フィリピン・ロハス市グリーン開発プロジェクト ― 自然共生型・低炭素・包摂的な都市づくりをめざして
フューチャーズ株式会社は、フィリピン共和国ビサヤ地方にあるロハス市にて、持続可能で気候変動に強い都市のモデルを築くため、「ロハス・グリーン開発プロジェクト」を立ち上げました。
弊社は、本プロジェクトの事業化の可能性や投資に関する調査を、現地の慈善活動家や技術パートナーと連携して進めています。この調査では、特に都市の強靭性を高め、沿岸生態系を守りながら、グリーン投資の新たな機会を生み出す「自然に基づく解決策(Nature-based Solutions, NbS)」を見出すことに焦点を当てています。また、マングローブの再生や陸上での再植林、持続可能な都市運営といった課題を、ロハス市の長期的な経済発展戦略にどのように反映し得るか検討を重ねています。
これまでの調査から、NbSを活用することで気候変動への適応という課題に対し大きな可能性があることが明らかになっています。また、環境に優しい交通システムやエネルギー効率の高い公共インフラといった分野にも、相乗効果が期待されています。これらを組み合わせることで、ロハス市はグリーンファイナンスを呼び込み、フィリピンにおける自然共生型の都市開発の先進的モデルの先例となることが期待されています。
ロハス市グリーン開発プロジェクトは、弊社がフィリピンにて推進している「自然共生型・低炭素・包摂的な都市システム」への移行を支援する取り組みの一環となっています。